逃げ打ちによるまとめ狩りは上級狩場にソロでいけないWizにとって大切な技術です。
また、その周辺技術は他職業にとって盲点として参考になる部分もあると思います。
逃げ打ちは、遠距離攻撃する敵がおらず適度な広さがあることが前提条件になります。
人気の場所でいえば、デビアスに二箇所あるキングフットが沸く地帯(通称KFエリア)、
そして シャドーと毒シャドーしかいないロストタワー1Fです。
まとめ狩りではないですがD2の骸骨の戦士も場所を選べば逃げ打ち可能なので、
戦いやすい場所は常に意識して探しておきましょう。
それぞれ狩場には特徴があり、よく把握することが重要です。
どこにどのくらいの敵がわくのか、どう移動して集めていくのか。
無駄なく移動できるように意識していくのが効率につながります。
場所以外でとても重要で盲点になりやすいものに”時間”があります。
ある時は一撃も喰らわず狩りを終えたのに時間を変えたらぼこぼこにされた、ということがあります。
これは、敵が接触してから攻撃するまでの速度がサーバーの混み具合に影響されているからです。
混んでる時間ではちょっと接触されたくらいでは攻撃されませんが、
すいている時間帯ではすこし気を抜いただけで殴られてしまいます。
混んでいる時間帯は楽ですが、反面狩場に人が増え敵は確保しにくくなります。
目安としては、混んでいればロスト1F、すいていればKFエリアといえるでしょう。
ロスト1Fは壁によって区切られいるため場所の占有権が認められやすいく、
また、テレポートによって壁をこえて敵を確保しやすいというメリットがあります。
が、動ける範囲が狭いために敵と接触しやすく、DEFに自信がなければ反応が遅い時間がベターです。
KFエリアは広くいため、敵の反応がよくても攻撃されずに倒すことが可能ですが、
Lvの低い方からまんべんなく人気の場所なためすいていなければ敵の確保が難しいです。
理想を言えば狩場に誰もいない可能性がある早朝がベスト、ということになります。
誰もいない独占状態でなくても、殲滅力があるプレイヤーが2,3人であれば
敵の再発生もはやくなるためさほど効率は落ちません。
最近では右KFエリアの城の上のスペースが適度に沸き、占有権も認められているようですので
混んでいる時間帯であればそこの確保を狙うのも有効でしょう。
時間だけでなく、接続しているサーバーによっても敵の反応速度は変わりますので
シャドーを狩るときはなるべく第一サーバーにするというのも有効です。
攻撃を開始してからの速度は混んでいても変わらないので
ナイトさんにとって混み具合による攻撃開始タイミングの変化は盲点になりやすいと思います。
死亡率が高そうな時は敵の反応が遅い第一サーバーに移動するなども価値のあるパーティプレイになるでしょう。
(とくに近接攻撃タイプのバハムートに有効です)
未検証ですが、混んでいる時間のほうが沸きがよい傾向がある気がします。
敵の動きには法則があり、それを抑えておくと多量の敵を制御することがたやすくなります。
モンスターは動き始めると必ず狙っている相手の横にまで移動するという習性を持っています。
この法則はいろいろな場面で応用することができます。
上記法則を使えば、敵の移動開始時に敵がどこまで移動するかは予測可能ですので
敵が動き始めた瞬間にこちらも動いて距離をとれば相手に接近されることは100%ない、
それが、逃げ打ちにおける基本的な応用になります。
(これは距離感がつかみにくいバハムートに対してとても有効です)
モンスターは目的地点につくまで攻撃や移動の修正をおこないませんので、
相手との距離を4〜5歩とり相手の動いた瞬間を見て、
モンスターの元いた地点をクリックし、場所の交換を繰り返すというのも有効なテクニックです。
(これはパーティでむやみに逃げてタゲをとらないようにするのに有用です)
敵のタゲをとるには基本的に攻撃はいりません(してももちろんOKですが)
モンスターから4〜5歩のところに立ち止まってついでに攻撃し、
モンスターがこちらに動くのを待つ、が基本的なタゲのとり方です。
タゲをとったあとは後述の悪霊歩き打ちでさらに攻撃範囲にモンスターをあつめていきます。
慣れてくると敵がどこに動いて止まるか先読みできるようになるため
たとえ10匹あつまろうと敵が動いた瞬間に動く、の鉄則を守ればタゲをはずさずに無傷で倒すことも可能です。
法則をしっかりおさえると、パーティ時に動きを見てモンスターが誰を狙ってるか把握できます。
敵がこっちによってくればタゲられてるということですからすかさず逃げる、
エナエルフのほうによっていけばすかさずフォローする、など先を読んだ判断ができるようになります。
また、それを意識して仲間からすこしはなれて立ち、自分に来るタゲを識別しやすくするのもよいテクニックです。
悪霊は以下の方法で一発のみ歩きながら打つことができます。
これは敵から距離をとる”逃げ”で発生する攻撃の隙をなくすことができるWizの必須テクニックです。
竜巻でもできるのでまずは竜巻で練習するのがよいでしょう。
(1)右クリックを押して魔法を発動する
(2)魔法を悪霊(あるいは竜巻に切り替える)
(3)右クリックを押したまま、左クリックを押して移動する
この三動作によって(3)のあとだいたい二歩歩いた時点で魔法が発動します。
立ち止まれば何度でも繰り返せるので、要するにWizは狩り中ずっと右クリックを押していれば隙無く攻撃することができます。
二歩歩いた時点で発動するということは二歩歩いて立ち止まるのがベストです。
移動の初速がはやいユニリアにのって行うと移動速度もあがり集めやすくなりますし、
一発目に水鏡をうつ機会も増えるので効率を優先する場合は
消耗品だとしてもユニリアに乗る価値はあるでしょう。
(理論上、逃げ打ちが完璧ならユニリアは消耗することは無いのですけれどね)
なれないうちは指に力がはいりすぎてつりますが、是非習得しておきましょう。
まとめ狩りは他のプレイヤーにも迷惑を掛けやすい狩猟法なのでマナーは万全に抑えておく必要があります。
悪霊は攻撃範囲が広く、さらに移動しながらだと他人の獲物を攻撃してしまう場面が多くあります。
こうしたとき即時に謝れるように、せっかくあるマクロ機能を活用しましょう。
「/1 すいません^^;」と登録して横打ちしてしまったら瞬間的にALTキーをおしながら1をおし、
謝罪した跡に速やかに進行方向を変更しましょう。
ひとつのエリアに沸く敵の数は限られています。
それをマナがもったいないからと一人で占有し6匹程度集まってから殲滅する、というのは悪質といえる行為です。
MU公式サイトでもノーマナー行為として明記されています(http://www.muonline.jp/reportApp/dcoument05.htm)
みんなの狩場なのですからみなが最大限に効率をあげるために敵は速やかに殲滅するように心がけましょう。
ただし、誰もいない場合や占有権を認められる場所(毒ミノ部屋など)についてはこの限りでは無いです
○低DEFでおこなうなら回復のタイミングを時間によって見極められるようにしましょう。
時間によっては接触する前に大赤を使ったほうが生存率が確かになります。
○敵は一定数までしか沸きません。たとえば毒ミノ部屋は毒ミノ部屋が3匹まで沸きますが
毒ミノが部屋の外まで歩いていっていれば3匹沸くことはありません。
KF、シャドーも同じで人がいない時間帯だと拡散して沸きが薄くなることがあります。
これを意識して狩り地点の周辺の逃げた敵を倒すと効率が回復します。
○雑魚モンスターをついでに攻撃範囲にいれて狩るとマナと体力の回復になり有用です
○柱などの障害物があればそれをはさんで一時的にタゲをはずし距離をとるという作戦が使えます
○Wizが二人いれば単純に殲滅効率が二倍になるのでWiz同士のパーティは有効です
○逃げ打ちのテクニックはそのままモンスター収集のテクニックにつながります。
パーティ時、余裕があればユニリアでちょっとはなれたモンスターをつれてくるのは価値のあるパーティプレイです。
そのような牽引は結果的にWizが一番うまくできるでしょう。
○KFの逃げ打ちならすいている時間帯でも二撃耐えれば死ぬことは無いので
火力をあげるためにDEFの弱い幸運装備にする、
ポーション代を稼ぐためにEx獲得ゼン増加を全身装備する、というのも面白いです。
逃げ打ちは攻撃を喰らいにくくする技術なのでサタンなどとも相性がよいので工夫してみましょう。
○悪霊歩き打ちの最中にもアイテム、ゼンは拾うことができるのでアイテムを回収する隙をなくすことができます。
慣れないと広いにくいですが、ALTキーをうまく使いましょう。